加熱して軟化させたプラスチックシートを空気圧によってシートを引き伸ばして形に密着させる成形方法です。
☑ 抜きテーパー(5度程度)が必要。(テーパーがないと金型から剥がれない)
☑ フラットな部分にはエアだまりができてしまう。
☑ 平プレスを使って抜くので平面部分しか抜けない。(立体面は抜けない)
☑ 量産の場合、金型の位置によって、シートの厚みに若干の違いが発生する。
☑ 射出成形に比べ、短納期、低コストであるが、射出成形と違い、製品のシートの厚みが 調整しづらい。
(一定厚の材料を引き伸ばして成形するため、厚みの違いが生じる。)
プラスチック |
熱可塑性樹脂 熱硬化性樹脂 |
熱可塑性樹脂 |
常温では硬いが熱を加えるとやわらかくなり、これと冷やすとそのままの形状で固まる。 さらに、もう一度加熱すると、再び元の状態にかえって別の形状にすることができる。 このように熱を加えたり、冷やしたりするたびに形を変えていくことのできる性質を持つ樹脂を「熱可塑性樹脂」と言う。 単純にはローソクのような性質である。 |
熱硬化性樹脂 |
まず、望みどおりの形にするときには、必ず熱を加える。「流れる」性質があることからやわらかくなり、一定の形にはめて、しばらく放置しておっくと化学変化により硬くなる。一度硬くなった物はもう一度加熱しても二度と軟らかくならない。つまり、二度と形を変えることができない。このような性質を持つ樹脂を「熱硬化性樹脂」と言う。 ゆで卵のような性質である。 |
シート成形は一般的に70mmから80mmの深さが限度。当社は独自の技術開発により140mmまでの深絞りが可能です。
大きな製品でも楽に収納でき、より多くの需要に対応しています。
クラムシェルパックなどに利用されており、シート成形によるホックのようなものです。
2つのシートをそれぞれ凹型と凸型に成形して噛み合わせることで、ホッチキス無しでも製品を包むことができ、更に何度も付け外しが可能です。
一般的に金型には抜テーパーが必要ですが、逆テーパーにすることによって商品をしっかりホールドし、落下時や輸送時の衝撃から商品を守ります。また、化粧品等の丸い容器の回転止めとしても使われます。